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076【必見】iPhoneを海外で使う方法

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最近は海外旅行先として台湾が人気ですよね。ハワイは定番で、ヨーロッパもいいですね。さて、海外旅行に出かける際にiPhoneを使いたいという方も多いと思います。Googleで地図を表示したり、Web検索でわからないことを検索したり、写真を撮ってSNSで共有ということもニーズとして高まっていますね。

今回は、iPhoneを海外で使う方法についてまとめてみたいと思います。

海外でiPhoneを使う方法

携帯電話会社のローミングサービスを利用

ドコモ・au・ソフトバンクでは、自社で契約した携帯電話を海外に持っていても普通に日本と同じように使える「国際ローミングサービス」が展開されています。

ローミングサービスを利用するには、通話だけでは特に設定はいりません。データ通信は、iPhoneやAndroidスマートフォンで設定画面から「データローミング」をONにすれば利用することができます。

ただし、データローミングは日本とは異なるシステムで課金されるため、安易にデータローミングはONにしてしまうと高額な料金請求が発生してしまいます

ドコモ・auでデータローミングを使うなら、専用サービスを利用

最近はスマートフォンでの海外でのデータ通信のニーズが高まってきたことにより、ドコモ・auでは従来のデータローミングより安価なローミングサービスを提供しています。

ドコモ(海外1dayパケ)は、30MBまでの通信で一日980円、au(世界データ定額)では、国内のデータ通信可能残量から引かれる形になりますが、一日980円で150カ国において通信ができます。

 

ドコモでのPhoneの設定方法
  1. 専用ダイヤル「135*1#」へ発信します。「135*1#」というダイアログが表示されるので「了解」を選択します。※発信の際、通話料はかかりません。
  2. 「設定」を選択します。
  3. 「モバイルデータ通信」を選択します。
  4. 「通信のオプション」を選択します。「モバイルデータ通信」が「オフ」の場合は「オン」にしてください。
  5. 「データローミング」を「オン」にします。
  6. 「海外1dayパケ」の利用開始のお知らせSMS(メッセージ)が届きます。※SMSの受信料は無料です。
auでの「世界データ定額」iPhoneの設定方法
  1. 出発前に「設定」から、「モバイルデータ通信」、「通信のオプション」、「ローミング」と選択し、「データローミング」をオンにします。※データチャージに加入されている場合、海外では自動で通信はされません。
  2. 到着後、世界データ定額が使えるのかSMSにて届きます。
  3. SMSに記載されたリンクより「世界データ定額」を利用するかどうか書かれているページを開きます。
  4. 「ご利用開始ボタン」を推します。

ソフトバンクならアメリカでは日本と同じように使える

ソフトバンクは、アメリカの携帯キャリア・Sprintを買収したことで、自社でアメリカでのネットワークを持つこととなり、それを活かした「アメリカ放題」というサービスがあります。

アメリカ放題は、ソフトバンクで契約したiPhoneとiPadで使え、通話では日本への電話も安価、データ通信も日本と同様に行うことができます。

※キャンペーンで申込み不要、無料で使うことができます。

日本でモバイルWi-Fiルーターをレンタル

最近はスマートフォンにWi-Fiが搭載されていることもあり、日本で海外で使うモバイルWi-Fiルーターをレンタルする業者があります。主要な業者として「イモトのWiFi」、「グローバルWiFi」、「ワイホー(Wi-Ho!)」が挙げられます。

利用のフローについて

  1. インターネットで「渡航国・エリア」、「滞在日数」、「受取・返却場所」、「オプション」の有無について申告します。
  2. 自宅にWi-Fiルーターが届くか、空港などの指定された場所でWi-Fiルーターを受け取ります。
  3. 海外でWi-Fiルーターの電源を入れることでインターネットに接続できます。

利用について注意しておきたい点

モバイルWi-Fiルーターのレンタルは非常に便利なのですが、注意しておきたい点をまとめます。

まず最初に、「モバイルWi-Fiルーターの受取・返却忘れ」が挙げられます。空港受取に指定した場合、出国前の店舗にて受取になります。誤って受取忘れで出国手続きをした場合、Wi-Fiルーターはキャンセル扱いになってしまいます。それに加えて、空港での返却を忘れた場合、延滞料金がかかってしまうことがあります。

次に「レンタルされているので、取扱には要注意」という点です。万が一、落下などで破損させてしまった場合。修理代金が別途請求されます。オプションで提供される保険に入っていれば問題ありませんが。かなり高額の修理代金となっています。

最後に、1日で通信できる容量が決まっている点です。具体的な数値はサービスによって異なりますが、1日500MBまでの通信が可能なようです。500MBとと言っても、InstagramなどのSNSでの写真の共有で使い切ってしまう場合もあるので、要注意です。

モバイルWi-Fiルーターの保険には入っておくべき

筆者がドイツに渡航したときに、インターネット接続用として「グローバルWiFi」でモバイルWi-Fiルーターをレンタルしました。1週間と長い渡航になるので、モバイルWi-Fiルーターの保険に加入したのですが、これが大正解!ドイツに到着してモバイルWi-Fiルーターの電源を入れてもインターネットに接続できず。それをサポートセンターに連絡したところ、現地で使えない分、国際ローミングの料金を建て替えてくれるとのことで、非常に助かりました!やはり海外にでかけた際にはインターネットは必須ですからね。

日本で販売されている海外用SIMを使う

最近は格安スマホ提供業者・mineoやIIJmioから「mineo海外用プリペイドSIM」や「IIJmio海外トラベル用SIM」、「MightySIM」やなどが挙げられます。
このSIMカードを使えば、安価な料金で手元のスマートフォンを海外で使えます。ただし、海外のSIMとしてスマートフォンは認識するため、SIMロック解除が必要です。また、音声通話に対応したSIMカードも発売されているので、日本での携帯電話を海外用SIMの電話番号に転送して使うということも可能です。

ただし、価格が日本でレンタルできるモバイルWi-Fiルーターよりも高いというのが残念です。といっても、後述する海外でSIMカードを買うまでの “繋ぎ” としての利用もできるので、海外に渡航する場合は保険と思って持参するのもありでしょう。

海外で提供されているWi-Fiを使う

最近は海外でもWi-Fiが使える店舗などのスポットが増えてきました。設定や接続方法が煩雑な日本のWi-Fiスポットと異なり、海外でのWi-Fiスポットの利用は、「設定」画面から接続するだけでインターネットに接続できます。また、飲食店などでも、「Wi-Fiがありますか?」と聞くと、「SSID(Wi-Fiの名前)」と「パスワード」を教えてくれることもあります。

ただし、現地のインターネット環境が悪い場合もあり、いくらWi-Fiと言っても通信速度はあまり出ず、国際ローミングや現地SIMでの利用のほうが早いということも多々あります。

しかし、Wi-Fiは通信容量の制限がないので、海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルしている際の、データトラフィックのオフロードに使うと便利でしょう。

Wi-Fiスポットのセキュリティには注意

海外のWi-Fiスポットはパスワードなしで使うことができる場合が多いですが。その場合、平文でWi-Fiスポットと通信していることとなり、通信内容が傍受されてしまうこともあります。それは、パスワードを第三者と共有するWi-Fiスポットで暗号化されている場合でも同じです。

対策として、「Wi-Fiスポットを使わない」、「VPNを使って対策する」ということが挙げられます。VPNは難しいようですが、ソースネクストから販売されている「Wi-Fiセキュリティ」という製品を使えば簡単に対策が可能です。

海外でSIMカードを買う

海外で空港などで販売されているSIMカードを購入する手段もあります。これが他の海外でインターネットに接続する方法の中では安価かつ安定した通信が可能となっています。ただし、日本語のサポートはなく、利用もほぼ自己責任になります。ただし、主要な国ならGoogle検索で個人のブログを見るとSIMカードの入手方法や設定方法などが取り上げられている場合が多いので、長期間海外に滞在する場合など、ぜひともチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

最近では、SIMカードの自動販売機もあります。ロンドンのヒースロー空港の到着ロビーに設置されている自動販売機でSIMカードが販売されていました。市内で購入するよりも高いですが、使ってみるのもいいかもしれません。また、Amazonでも海外キャリアのSIMカードを入手することもできます。これも日本で販売されている分、高いですが、これもありかもですね。

最後に

ここまで海外でiPhoneでインターネットを使うという点について書いていきましたが、やはり、海外旅行でわからないことを調べたり、SNSを使ったりするなど、インターネットが繋がるのは便利です。

国際ローミングの使いすぎで起こる「パケ死」やWi-Fiスポットでの傍受による犯罪被害など、日本では想定できないリスクもあります。海外でiPhoneやスマートフォンを使う場合、利用に慎重になって使うことが必須です。

最後に、スマートフォンを屋外で使っている際に強盗被害に遭うこともあります。すべて日本と同じ感覚ではダメなこともあるので、その点も要注意です。

という事で、いかがでしたでしょうか。
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立ってくれたら嬉しいです。

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