近年コロナウイルスの流行から、新しい働き方改革のために「リモートワーク」を取り入れる企業は増えています。これまでの働き方と違う環境になると、会社と同じように作業ができなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
できるならリモートワークでも効率良く作業をして仕事をこなしていきたいですよね。当記事ではMac利用者の方に向けて、効率性を上げるリモートワークアプリのメリットや選び方からおすすめアプリを紹介します。
すぐにでも導入しやすいアプリを厳選して紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
リモートワークとは?
リモートワークとは、遠隔で仕事をすることを指します。以前は会社に在籍していない外部作業をしている人を指していましたが、コロナウイルスの普及から会社に在籍している人も対象です。
主にIT関連の仕事をしている人に使われることが多く、場所を選ばず仕事ができるならリモートワークを導入できます。週に数回だけ外部で仕事をすることをリモートワークといいますが、全く会社へ出社せずに仕事をする人は「フルリモート」といいます。
国内ではまだ馴染みがない働き方ですが、現在の世間的状況を考えると導入を増やす企業が多くなるのは間違いないでしょう。
Macのリモートワークアプリを導入するメリット
Macのリモートワークにアプリを導入すると、以下のようなメリットを得られます。
- やり取りがスムーズにできる
- 必要な情報を共有・更新できる
- 場所を選ばず利用できる
それでは順番に説明します。
やり取りがスムーズにできる
Macのリモートワークにアプリを導入すると、作業メンバー間のやり取りをスムーズに行えます。例えばプロジェクトの進捗状況やトラブル発生など必要な要件をメッセージで送れるので、相手は即座に情報を理解できます。
またアプリには通知機能が搭載されているため、スマートフォンに入れておけばMacを操作していないときでもメッセージを確認可能です。グループを作ることで複数人とのやり取りをリアルタイムでつなげられるので、作業を効率良く進められます。
やり取りがスムーズにできることは作業を効率良く進めるうえで大切なメリットとなります。
必要な情報を共有・更新できる
仕事内容によっては資料ファイルや画像・動画といった情報を送受信しなければいけないときもあると思います。アプリを導入しておけば情報をいつでも共有・更新できるので、必要に応じてダウンロードできます。
もし情報を見逃してしまっても検索機能や過去ログに保存されているため、いつでも見返し可能です。とくに複数人で作業をするときは情報の共有・更新が多いので仕事には欠かせない機能となります。
柔軟に作業をするためにも、情報を交換しやすい点はアプリを導入するメリットの一つです。
場所を選ばず利用できる
MacBook等のノートパソコンを使っている場合、アプリを導入すれば場所を選ばず利用できます。デスクトップと違って一つの場所だけで利用しなくていいので、持ち歩いて自宅やカフェで自由に使えます。
もちろんiPhoneやiPadといった別のApple製品にもアプリを入れて使えるので、複数の機器からチェック可能です。環境にこだわらず自由に使える点は、アプリを導入するメリットです。
Macのリモートワークアプリの選び方
Macのリモートワークアプリを選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 必要な機能が備わっているか
- シンプルで使いやすいか
- クラウド上で利用できるか
それでは解説していきます。
必要な機能が備わっているか
Macで使うアプリを選ぶときは、自身が求めている機能が備わっているかをチェックしましょう。多くの機能があるアプリは効率性が上がりますが、初心者には使いづらいときがあります。
そのためアプリ初心者の方は使いやすさを考慮して、どんな機能があれば作業が効率良くなるかを一度考えることが大切です。一つに絞りきれないときは複数のアプリを併用してもいいので、機能に注目して選びましょう。
シンプルで使いやすいか
アプリはなるべくシンプルで使いやすいものがおすすめです。アプリの操作画面やメニューが豊富だとどれを選べばいいかわからなくなるので、逆に使いづらさを感じてしまいます。
何をすればどんな動きになるのかを理解できれば、アプリを途中で使わなくなることもないので継続して使えます。シンプルなアプリを使って少し物足りないと感じたなら、より効率性の上がるアプリを導入してみると良いでしょう。
クラウド上で利用できるか
クラウドとは、ソフトウェアやアプリをインストールしなくても利用できるサービスのことです。クラウドならMacにインストールしなくても使えるので、容量を気にする心配もありません。
ネットワーク環境は必要ですが、容量の少ないデバイスを使っている方には大変助かります。こちらは必須ではありませんが、便利さを上げたいのであればクラウドサービスにもチェックしてみましょう。
【用途別】Macのリモートワークにおすすめなアプリ7選
こちらでは、用途に合わせたMacのリモートワークにおすすめなアプリを紹介します。
主なアプリは以下の通りです。
- Chatwork
- Slack
- Skype
- iCloud Drive
- Dropbox
- Time tree
- Googleカレンダー
それぞれアプリの特徴と使い方を順番に説明します。
【メッセージ】1.Chatwork
「Chatwork(チャットワーク)」は、メッセージのやり取りで使われるビジネスチャットツールです。30,000社以上の企業で導入されており、使いやすくチャットツールのなかでも人気が高いです。
マイチャット・ダイレクトチャット・グループチャットの3種類が用意されているため、メモやグループ(無料版は7個までグループ作成可能)、個人間でやり取りができます。
タスク作成や概要欄に記載ができるので、いつまでに何をしなければいけないかを常に把握しながら作業可能です。テキストファイルや画像・動画ファイルなどをアップロードできるため必要なファイルを自由に共有できます。
社内だけでなく社外のやり取りにも便利なので、仕事に関係するメンバーを一括管理したい方におすすめです。
【メッセージ】2.Slack
「Slack(スラック)」は、チャットワークと同じくビジネスチャットツールの一つです。最大の特徴はGoogleドライブやツイッターなど1500種類以上の外部サービスと連携できる点です。
自身がよく使うアプリを連携させることで作業の効率性を向上できるので、ビジネスツールとして広く活用できます。また「リマインダー機能」が搭載されているため、スラッシュコマンドを挿入することでリマインドを返してくれます。
さらに「スニペット機能」もあり、繰り返し登場するコードの断片をすぐに取り出しできるのでエンジニアの方にも最適です。前述のチャットワークと併用して導入しておくことをおすすめします。
【メッセージ】3.Skype
「Skype(スカイプ)」は、Microsoft(マイクロソフト)が提供しているビデオ通話サービスです。最大の特徴は国内外で通話しても費用は一切かからない点です。
通常の国際電話では料金がかかってしまいますが、Skypeはアカウントさえあればいつでも無料で通話できます。通話は最大50名まで参加することができるので、会議やセミナーとして使えます。
画面共有や背景ぼかし、翻訳機能などやり取りに役立つ機能が豊富に備わっている点も魅力です。メッセージもすることができ、エンターキーを押すだけで素早く連絡を送信できます。
【クラウド】4.iCloud Drive
「iCloud Drive(アイクラウドドライブ)」は、Apple端末専用のオンラインストレージです。MacをはじめiPhoneやiPadなどApple製品なら使えます。
例えばiMacとMacBookを一緒に利用している場合、どちらかをiCloudにファイルを保存しておけば自由に取り出し可能です。無料版では5GBまでの容量しか保存できない点がデメリットですが、有料版を使うことで保存容量を増やせます。
容量が少ない資料や画像など大切なデータを保存しておきたい方におすすめです。有料版の料金詳細は、以下を参考にしてください。
- 50GB:130円/月
- 200GB:400円/月
- 2TB:1,300円/月
【クラウド】5.Dropbox
「Dropbox(ドロップボックス)」は、最大2GBまで無料で使えるオンラインストレージです。オンラインストレージサービスのなかでは老舗となっており、安定運用の実績があります。
ファイル管理や共有も行えるので、社内外のメンバーと簡単にファイル共有できます。またファイルを削除してから30日間は保存されているため、間違えてデータを消してしまったときでも復元可能です。
MacだけでなくWindowsでも使えるので複数台のPCを利用している方におすすめです。プランの料金詳細は、以下を参考にしてください。
- Plus(個人向け) 2TB:1,200円/月
- Professional(個人向け) 3TB:2,000円/月
- Standard(ビシネス向け) 5TB:1,250円/月
- Advanced(ビシネス向け) チームの必要に応じて容量を追加:2,000円/月
- Enterprise(ビシネス向け) チームの必要に応じて容量を追加:お問い合わせ
【スケジュール】6.Time tree
「Time tree(タイムツリー)」は、複数人の予定共有ができるカレンダーシェアアプリです。家族や友人をはじめ仕事のチームまで予定共有ができる点が大きな特徴となっています。
参加しているメンバーが自由に予定を入れられるため、いつ何をするのかを一目で可視化できます。カレンダーは必要に応じて増やせるので、各プロジェクトやプライベートに分けてスケジュール調整可能です。
2021年8月から新機能「Today」をリリースしており、その日に関連するさまざまな情報をワンタップで確認できます。リモートワークでメモ帳を使いにくくなった方におすすめです。
【スケジュール】7.Googleカレンダー
「Googleカレンダー」は、Googleが提供しているスケジュール管理ツールです。デバイスを選ばずどこからでも予定を確認できる点が特徴です。
社内外でスケジュールを共有することでメンバー全体の予定を可視化できるので、効率良く作業を進められます。細かい時間を設定して予定を教えてくれる通知機能もあるので、見逃さず確認できます。
Macなら既存のカレンダーアプリと連携できるため、手軽に予定を管理したい方にもおすすめです。
まとめ
今回は、Macでリモートワークをはじめるためにおすすめのアプリを紹介しました。リモートワークが普及するなからでアプリを導入することは、作業の効率性を向上させるために必要不可欠です。
アプリを導入すればやり取りや情報の共有・更新ができ、使う場所を選ぶ必要もありません。アプリを選ぶときは必要な機能が備わっているか、シンプルで使いやすいか、クラウド上で使えるかどうかをチェックしましょう。
これからも働き方が変わっていくなかで効率良く作業ができるアプリを取り入れていきましょう。