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148 MacBookProとMacBookAirは何が違うの?

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これからパソコンを購入しようと検討されている方の中に、購入する候補の中にMacのノートパソコン「MacBook」を検討されている方もいると思います。

そのMacBookには、MacBook Pro(プロモデル)とMacBook Air(エントリーモデル)の2種類があり、それぞれ、スペックや特徴などに違いがありますが、どちらのモデルを購入すればよいのか迷ってしまう方もいると思います。

そこで今回は、MacBook ProとMacBook Airのどちらを購入する際の決め手となる、価格、スペック、見た目などのポイントなどをご紹介してみようと思います。

これからMacBookの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

MacBook Pro・MacBook Airの基本スペックの違い

MacBook ProとMacBook Airを比較する際に、購入を検討される方が最も気にされるのが、基本のスペックではないでしょうか?そこで、ここでは、MacBook ProとMacBook Airの基本スペックについて解説してみようと思います。

CPUの処理応力に違いがある

PCを使うユーザーが重要視する基本スペックの1つにCPUの処理能力があると思いますが、MacBook ProとMacBook Air ではCPUコアの処理能力に違いがあります。

よくCPUは人間の脳に例えられますが、CPUのコアは脳の中枢部分にあたる重要な部分です。

MacBook Air 2019/2018では、第8世代 Core i5-8210Y@1.6GHz2コアを搭載し、シングルコアスコアが4248、マルチコアスコアが7828です。

シングルコアは1つのコアを持つCPUで、マルチコアは複数のコアを持つCPUですが、MacBook Pro 2019では、第8世代 Core i5@1.4GHz4コアを搭載。シングルコアスコアが4783、マルチコアスコアが17177と大きな差があります。

MacBook ProとMacBook Airでは、コアの数値(スコア)これだけの違いがあり、コアのスコア(数値)を比較した時、MacBook Pro 2019が処理能力に圧倒的に差があるのがわかります。

グラフィック性能に違いがある

画像の解析度や、動画を視聴したり編集するときなどに性能を発揮するのが、グラフィック性能ですが、MacBook AirとMacBookProでは、この性能に差があります。

PCの3Dグラフィックを描画する際に必要な計算処理をおこなう半導体チップにGPU(Graphics Processing Unit)というものがあります。また、これとは別にPCには、CPU(Central Processing Unit「中央演算処理装置」)という計算処理を行う半導体チップも搭載されています。

CPUはPCにおける頭脳部分に当たり、汎用的な複雑な処理をおこないますが一方、GPUは、主に画面の処理などの単純な処理に適しています。

このように、ディスプレイに画像を表示したり、動画を編集するときなどにはこのGPU(Graphics Processing Unit)が重要な役割を果たします。

MacBook、MacBook Air、MacBookPro 13ではCPUとの統合GPU(一体となっているもの)が搭載されていますが、MacBook Pro15インチモデルではCPUとは別に独立したGPUが搭載されています。

このCPUとの統合GPUとCPUとは別に独立したGPUが搭載されたモデルではグラフィック性能に差が出ます。動画編集や画像を編集したりなど、グラフィック関連に負荷がかかる作業を行いたい方であれば、独立GPUの搭載されているMacBook Pro15インチモデルを選んだほうが良いでしょう。

ですが、それほど、頻繁にグラフィック作業をしない方や、一般的な写真などを見る程度の方であれば、統合GPUの搭載されたMacBook、MacBook Air、MacBookPro 13を選んで問題ないと思います。

データの読み出しや保存速度に違いがある

MacBookシリーズのSSDストレージはデータの読み込み速度、書き込み速度ともに高速なものが採用されていて、SSDの速度はデータの読み出しや保存速度に影響します。

このSSDの速度は、実際にMacを使用した際の快適性に直結する大事なポイントともなりますが、MacBook AirとMacBookProには、このSSDの速度に違いがあります。

MacBookAir2018では、SSDの容量が128GB。読み込み速度が1870 MB/s、書き込み速度が523 MB/sで、MacBookPro2019では、SSDの容量が128GB。読み込み速度が1209 MB/s、書き込み速度が480 MB/sです。

MacBookAirはMacBookProと比べると、読み込みも書き込みの速度も遅いですが、これはSSDの容量が128GBなので速度が低下しているのが要因となっています。SSDの特性として、容量が少ないと速度が遅くなることがありますので、少しでも速度を速くしたいのなら、購入時に最低でも256GB以上のストレージ容量を選ぶと良いでしょう。

バッテリーの稼働時間に差がある

MacBookAirとMacBookProでは、バッテリーの駆動時間に若干の違いがあります。

MacBook Proは2018/2019年モデルでは、搭載CPUの性能が大幅に強化されたこともあり、バッテリーの持ちがかなり悪くなっているようです。これから購入を検討されている方で、バッテリー駆動時間を重視するなら新型のMacBook Air 2018/2019を選んだ方が良いでしょう。

MacBookAirとMacBookProのバッテリーの駆動時間を比較すると以下のような結果が出ています。

・MacBookAir (2018)
ワイヤレスインターネット閲覧時に最大12時間のバッテリー駆動
・MacBookPro (2019)
ワイヤレスインターネット閲覧最大10時間のバッテリー駆動

ネットサーフィンや簡単な執筆作業程度であれば、MacBookPro (2019)でも十分な稼働時間でしょうが、画像や動画編集など、電力を消費しがちな作業をおこなうことが多い方であれば、MacBookAir (2018)を選んでおいた方が良いかもしれません。

価格の違いについて

MacBookAirとMacBookProの価格差は以下のようになっています。

MacBook Air (2018)

¥134,800 (税別) ※ストレージ128GB
¥156,800 (税別) ※ストレージ256GB

MacBook Pro (2019)

¥198,800 (税別) ※ストレージ256GB

MacBookAirとMacBookProの価格差は、ストレージ容量256GBの場合で42,000円となります。42,000円となると、かなりの価格差ですが、これはMacBookAirとMacBookProのスペックの差からでるものであり、仕方がない部分ではあります。ですが、これだけの価格差だと、この資金をもとにして、iPadを購入することも可能な金額でもあります・・・。

USBポートの種類と数に違いがある

旧MacBookAirでは、USB-AやSDカードスロットを使うことができましたが、2016年以降のMacBookProとMacBookAir2018では電源コネクタや従来のUSB-Aポートなどを廃止しUSB-Cポートのみに変更されました。

MacBookPro13インチは上位モデルはUSB-C4ポートですが、2019年7月に発売したMacBookPro13インチ(Touch Barありモデル)では、USB-Cは2ポートとなっています。

USB-Cのポート数は、多ければ多い方が安心だとは思いますが、基本的に2つのポートがあれば問題はないと思います。また、MacBookと外部モニターとの接続を考えている方でも、USB-Cに対応したポート数の少ないMacBook Air/Pro 13インチやMacBookでも十分に対応可能です。

さらに、USB-Cは最大100Wの電源供給できるので、USB-Cケーブル一本で電力供給を受けながら画面表示する事もできます。

その他、MacBook Pro・MacBook Airの基本スペックの違い

MacBook Pro・MacBook Airの基本スペックの違いについて、処理能力や読み込み速度、グラフィック性能や価格差などをご紹介してきました。

これ以外にも、MacBook Pro・MacBook Airの基本スペックでは、トラックパッドの大きさに差があったり、最近モデルでは、キーボードに改良が加えられています。


※「動画:MacBook Pro 2019・Air 2018 キーボードタイプ音 違いを比較」

これらの違いに関しては、購入を検討された際に、実際に触ってみて操作性を確かめどちらを購入するか検討されると良いでしょう。

MacBookAirとMacBookProどっちを買えばいい?

ここまで、「MacBookAir」と「MacBookPro」のスペックや価格などについてご紹介してきましたが、ここからは、価格やスペックなどを検討し、購入後の使用目的も含めたうえで「MacBookAir」と「MacBookPro」のどちらを購入したほうがよいのか、使用方法の具体例なども交えてご紹介してみようと思いますので、ぜひ、実際に購入する際の参考にしてみてください。

MacBookAirを買っておいた方が後で後悔しない人

・文章や資料作成、ブログやHPへの執筆作業をおこないたい。
・自宅から外へ持ち出す機会が多いので軽い方が良い。
・バッテリーが長持ちする方が良い。

MacBookAirとMacBookProでは、CPU性能に若干の差がありますが、このような、CPUやGPUにある程度のスペックを求められない、ブログの執筆作業やネットサーフィン。また、バッテリーの駆動時間が長いモデルが欲しい。などの希望があるのならMacBookProの比べ、金額差も抑えられる、MacBookAirがおすすめです。

MacBookProを買っておいた方が後で後悔しない人

MacBookAirがMacBookを初めて使う方や、仕事などで使うよりも趣味に使う方など、それほどの高スペックを求めていない方におすすめなのに対し、MacBookProは、デザイン編集や動画編集などをおこなう機会が多く、MacBookをメインPCとして使いたい方におすすめです。

・デザイン編集や動画編集をする。
・ブログやHPへの執筆作業もおこなう。
・メインPCとして、自宅でも外でも使いたい。

このような、使いたい用途、目的、PCに求めるスペックがはっきりとしている方にとっては、このMacBookProは文章執筆、動画編集、画像処理などさまざまな場面で活躍してくれるでしょう。

MacBookAirとMacBookProの違いのまとめ

Appleマーク macPC

今回ここまで「MacBook Air」と「MacBook Pro」について、基本スペックや価格などをご紹介してみました。

MacBook Air、MacBook Proそれぞれに特徴があり、また、どちらを選んだらよいか迷ってしまうだけの魅力、それぞれにも持ちあわせています。

購入する際、MacBook Air、MacBook Proそれぞれの基本スペックで選ぶのか、それとも価格で選ぶか、もしくは、単純に見た目のカッコよさで選ぶか、今回お伝えした内容が、購入の際に少しでもお役に立てれば幸いです。

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