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121 インターネット速度を速くする!?【IPv6とIPv4の違いについて】

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インターネットを使っていると最近IPv6という言葉をよく耳にしますがどういうものかご存知でしょうか?

今回はIPv6とはどう言ったものなのか、IPv6に切り替えることによりどう変わるのかなどについて解説して行きたいと思います。

IPv6とは?

出典元:https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/ipv6/

IPv6とはInternet Protocol Version6の略のことで、これまで一般的に使われてきたIPv4というIPアドレスがインターネット利用者の増加に伴い、その数が足りなくなる恐れが出てきたことから新しいIPアドレスとして登場しました。

IPv4は32bitで構成されているので約43億個のIPアドレスを発行できるのですが、それに比べてIPv6は128bitで構成されているので約340潤個というほぼ無限に近いIPアドレスの数を利用することができるようになりました。

つまりIPv4に比べIPv6ではより多くIPアドレスを振り分けることができるので、これからインターネット利用者が増加してもIPアドレスを振り分けられなくなるということがなくなるということです。

IPv6とIPv4の違いは?

出典元:https://www.ntt.com/personal/services/internet/hikari/ipv6/ipoe.html

ではこれまで利用されてきたIPv4とIPv6とでは何が違うのでしょうか?

先ほども記載しましたがIPv6とIPv4の大きな違いとしてはIPアドレスの数の違いです。IPv4が約43億個(2の32乗)だったのに対してIPv6は約340潤(2の128乗)ですので、途方も無いほどの違いがあります。

またIPv6はIPv4よりもセキュリティが高いと言われています。IPv6にはIPsec機能が標準搭載されており通信データを暗号化してくれる機能があります。

従来までのIPv4にもIPsec機能がオプションとして利用できましたがIPv6に切り替えることにより標準搭載されます。

IPv6を使うとインターネットの速度が速くなる?

巷ではIPv4からIPv6に切り替えるとインターネットの速度が上がるということを耳にしますが本当なのでしょうか?

結論から言うと【IPv6に切り替えることにより速くなる場合もある】というのが実情です。というのもIPv6には二つの種類がありその種類により速度が速くなったり変化しなかったりするからです。

IPv6には「IPv6 PPPoE」と「IPoE」という接続方法があり、「IPv6 PPPoE」は今までのIPv4」と同じ接続方法となるため速度の変化はないです。

それに比べ「IPoE」という接続方法は今までのPPPoE接続という接続方法ではなく、プロバイダを経由しない接続方法となるので混み合っておらず速く通信を行うことができます。

またIPv6専用のページにアクセスする際にはIPv4専用ページと比べて混み合わないということもあるので、そう言った場合にもスムーズにサイトを閲覧することができます。

IPv6のメリットとデメリットは?

ここではIPv6に切り替えることによるメリットとデメリットをご紹介します。

メリットとデメリットを理解した上で切り替えを行ってみてください。

メリット

まずIPv6のメリットとしては先ほどもご紹介しましたがIPoE接続のIPv6にすることによりインターネット速度を速くすることができます。

またIPv6のIPoE接続することによりルーターへの接続IDやパスワードの入力が不要になります。ですので面倒だったインターネットの初期設定が不要になるというのもメリットの一つですね。

デメリット

IPv6のデメリットとしてはIPv6は比較的新しいIPアドレスなので、まだIPv6に対応していないインターネットのサイトも多いというところです。

サイトによってはIPv4でしか表示ができず、見たいサイトが見れないという問題が発生したりもしますので注意が必要です。

またこれからIPv6の利用者が増えることによりIPoE接続を利用したとしても速度が上がらなくなるということも考えられますので注意が必要ですね。

IPv6への切り替え方法は?

IPv6への切り替えを行うには契約しているプロバイダと別途契約をする必要があります。

プロバイダによっては申し込み手続きが不要なところや別料金がかかるところなどもあるので注意が必要になります。

利用を検討されている場合にはあらかじめプロバイダへ確認してみましょう。

IPv6の申し込みが完了したら、下記の手順で設定をしてください。今回はMacでの設定方法について記載しています。

MacでのIPv6設定方法

①アップルメニューからシステム環境設定を開きネットワークをクリックします。

②左側のネットワーク一覧からIPv6接続設定をしたいネットワークサービスを選択します。

③画面右下にある詳細をクリックします。

④タブ一覧から「TCP/IP」をクリックします。

⑤「IPv6の設定」ポップアップメニューをクリックし「手入力」を選択します。

⑥入力欄が表示されますので、プロバイダなどから指定されたIPv6アドレス、ルーターアドレス等を入力します。

⑧設定したネットワークサービスでインターネットを閲覧する際はIPv6接続に切り替わります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はIPv6サービスがどう言ったものなのかの解説や設定方法について解説してきました。

一度IPv6に切り替えた後でもIPv4へ戻すことは可能ですので、より速い速度のインターネットを使いたいという場合には一度テストで使ってみるのもいいかと思いますよ。

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