筆者は最近、15インチMacBook Pro(2016)を購入しました。2017年モデルを購入しようとしたのですが、さすがに価格が高く、1世代前のモデルを買うこととなりました。AppleCareに加入したいのですが、なかなか数万円を一括で払うのは難しいです(涙)。
実は、Macの2017年モデル以降は、従来のAppleCare Protection Planよりも保証が充実したAppleCare+が提供されることとなりました。大きな違いとして、従来はMac購入後1年以内に加入する権利があるのに比較して、AppleCare+では購入後30日間と大きく短縮されました。
奮発してMacを購入した際に、端末代の他にAppleCareに加入する際に数万円の出費は大きな打撃です。
そんなユーザーの救世主として登場したのは。さくら少額短期保険のモバイル保険です。
まずは、1年保証後のAppleCare未加入端末の自然故障時の修理代金を見てみる
デフォルトでは、Macは1年以内の保証が無料で付帯しています。自然故障などユーザーに過失がない場合は、Apple Storeや正規修理サポート店に持ち込むと無償で修理対応をしてもらえるケースが多くなっています。
しかしながら、1年の保証が終了後、ユーザーはMacの自然故障でも修理代金の支払いが発生します。
まずは、1年保証後のAppleCare無加入端末を含めた、アップルが定めた自然故障時のMacの修理代金を見てみましょう。
機種名 | 一律修理料金(1段階) | 一律修理料金(2段階) | 参考:AppleCare加入時 |
---|---|---|---|
MacBook | 33,000円 | 53,000円 | 23,800円 |
MacBook Air(11,13) | 33,000円 | 53,000円 | 23,800円 |
MacBook Pro 13 | 33,000円 | 53,000円 | 25,800円 |
MacBook Pro 15 | 39,000円 | 65,000円 | 35,800円 |
アダプタ | 12,800円 | × | – |
バッテリー | 6,200円 | × | – |
iMac | 47,000円 | × | 20,800円 |
Mac Pro | 47,000円 | × | 23,800円 |
見ただけでもユーザーに負担がかかる価格ですね。やはり、AppleCareを加入しておきたいと思うケースが増えますね。
で、モバイル保険ってどう?
モバイル保険は、月額700円の支払いで、年間10万円の修理代金を保証してくれる次世代の保険サービスです。合計3台まで、主端末と副端末を設定して補償を受けることができます。
モバイル保険の対応端末は以下の通り。
購入まで1年以内のWi-Fiにつながるモバイル通信端末を最大3端末まで補償端末登録が可能です。 (※中古端末も可能)
購入したばかりのスマホ、家から持ち歩いて使っているノートPC、通勤通学時に使っている音楽プレイヤーなど
「Wi-Fiにつながる端末」であるならば、Macだけではまく、WindowsノートPC、タブレット(iPadを含む)、モバイルWi-Fiルーター、ガラホ、Apple Watchといった幅広い端末に対応しています。計3台までの設定が可能です。
しかしながら、「日本国内に支社がない会社の」端末、「オークションでの購入」端末、「知人などから譲り受けた」端末は対象外。
登録時点で故障がなく正常動作していることが加入の必須条件です。
そんなモバイル保険の保証内容を見てみましょう。
対象端末 | 修理可能時の支払い額 | 修理不能時の支払い金額 |
---|---|---|
主端末 | 最大100,000円 | 登録端末の購入金額 もしくは25,000円いずれか低い金額 |
副端末 | 最大30,000円 ※2台合計 | 登録端末の購入金額 もしくは7,500円いずれか低い金額 |
上記のアップルが定めたMacの修理代金のすべてがカバーできますね。
端末買い替え時にも、モバイル保険は簡単に補償端末を切り替えられます。また、端末故障時はインターネットからの申請で、迅速な保険金請求が可能となっています。一部の修理店では、「リペアーパートナー」というキャッシュレスで修理を受けることもできます。
AppleCareとモバイル保険の利点と欠点をまとめてみる
AppleCare
利点
- 保証権利の一括買い切り型
- Apple Storeなどの修理拠点でのキャッシュレス修理対応が可能
- 他人に権利の譲渡が1回に限り可能
- 端末以外に、ACアダプターなども対象
「補償権利の一括買い切り」というのは、自営業などでMacを使うユーザーにとってみれば、 “経費” として処理ができます。これはメリットといえばメリットですが、人によってはデメリットに入るかもしれません。
欠点
- 保証権利の価格が数万円での一括での支払いが必要
- 保証権利終了後の修理代金が高額
モバイル保険
利点
- 月額700円のリーズナブルな価格設定
- アップルの保証終了後のMacにも対応
- ソフマップなどの中古Macでも対応
- モバイルWi-Fiルーター・スマートフォンなど他端末の補償にも対応
欠点
- 修理時に修理代金の建て替えが必要(リペアーパートナーは除く)
- オークションでの購入のMac、知人などからの譲り受けたMacは対象外
AppleCareとモバイル保険を比較してみましたがいかがだったでしょうか。
個人的にはモバイル保険のメリットが大きのかなと思ったりもしてますが、でも場合によってはAppleCareを使用したほうがいい場面もあるでしょう。
今回の記事が皆様の比較検討のお手伝いに少しでもなってくれれば幸いです。