Appleより2012年に発表されとても話題となったFusionDrive。今までになかったストレージ機器として話題になりましたので、読者の方でも「名前は聞いた事がある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は存在自体知らなかったという方は勿論の事、名前は知っているけれどどういったものなのか分からないという方のためにFusionDriveについてご紹介させていただきたいと思います。
FusionDriveとは?
まずFusionDriveとはどういったものなのか解説していきます。
そもそもMacはデータを保存するストレージ機器として、ハードディスク(SATAタイプ)やフラッシュメモリ(SSDタイプ)を使用しています。
ハードディスクはたくさんの容量を保存できる代わりに処理速度が遅いというデメリットがあり、フラッシュメモリは処理速度は速いけれど保存できる容量が少ないというデメリットがありました。
FusionDriveはそんなハードディスクとフラッシュメモリの良いとこ取りをしたハイブリッドハードディスクのことをいいます。
まずMacを利用する上で頻繁に使用されるデータについてはフラッシュメモリの高速読み出しを採用し、利用する頻度がそれほど高くないデータについては大容量のハードディスク部分に保存されます。
その振り分けをハードディスク自体が自動的に行ってくれるので、ユーザー自身で設定をするという手間も必要ありません。
FusionDriveの登場により、今までよりもより快適にMacを利用することができるようになりました。
FusionDrive対応機種は?
出典元:https://www.apple.com/jp/shop/buy-mac/imac?product=MMQA2J/A&step=config#
FusionDriveはデスクトップ型のMacで2012年の後期発売モデル以降でオプションサービスとして選択することができます。オプションとしてつけることにより通常のMacの値段よりも1万円弱高くなりますが、通常のハードディスクのMacに比べると処理速度などもかなり速いのでオススメです!
FusionDriveのオススメポイント!
ここでは個人的にFusionDriveのオススメポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
現在新しいMacの購入を検討されている場合、ここでご紹介するポイントを参考にしてみてくださいね。
動きがスムーズ
まずFusionDriveのオススメポイントとして挙げたいのが、Mac自体の動作の速さです。通常のハードディスクを搭載したMacを再起動する場合には20秒程時間がかかるのに対してFusionDriveの場合は半分の10秒ほどで再起動することができます。(機種によって個体差はあります)
起動以外にもアプリの起動や処理速度が速いので、今までのMacよりもストレスなくサクサク使いたいという方にオススメです。
さらにMac自体がフラッシュメモリで使うデータとハードディスクで使うデータを自動的に学習してくれるので、使えば使うほど処理速度が速くなるというメリットもあります。
大容量
そしてFusionDriveは1TBのストレージ容量があるので、今までであれば容量の関係で本体に入りきれなかったデータはクラウドに上げたり外付けのハードディスクなどに保存するしかなかったのですが、FusionDriveの登場によりそれらを使わずともマックのストレージの中に保存することができるようになりました。
ですので今まで容量不足で悩んでいた方にも魅力的に映るかもしれませんね。
動作音が少ない
従来のハードディスクであればMacを使っているとディスクの動作音がなっていたのですが、それにくらべFusionDriveはかなり静穏性が高くなりました。
その差についても使用環境によって気になる程度は変わってくるとは思いますが、静かな社内などではこの違いは結構大きいかもしれません。その意味でもハードディスク搭載PCの動作音が気になるという方にはFusionDriveにされるのがオススメですね。
FusionDriveはこういった利点があるので総じて考えるとたくさんのデータを保有していて、動作速度が速い端末をお探しの方にオススメです。
逆に起動にかなりの負荷がかかるようなアプリケーションなどを頻繁に使われるという方はFusionDriveよりもSSD搭載のMacを購入されることが良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はハードディスクとフラッシュメモリのハイブリット製品であるFusionDriveについてご紹介してきました。
FusionDriveは標準のMacよりも少しお値段は高くなりますが、それだけの価値がある商品だと思いますので、これから新しいMacの購入しようと考えている場合はぜひFusionDriveを検討して見てくださいね!